那覇大綱挽と10・10空襲展
今週末は
那覇まつり!!
那覇まつりの目玉といえばやはり
那覇大綱挽でしょうか。
ところでこの大綱挽、なぜ10月のこの時期にやるのか知ってますか?
じつは、日程の由来がちゃんとあるのです。
それを明らかにしてくれる企画展が、ただいま
那覇市歴史博物館で開催中です。
戦後、大綱引きが復活したのは1971年の市制施行50周年記念事業のとき。
その目玉事業として行われた綱引きは10月10日に催されました。10月10日という日付には、
「1944年に那覇の街を焼き尽くした10・10空襲の苦い思い出を忘れないように」という意味がこめられていたのです。
以来、10月10日体育の日に毎年開催されていたが、ハッピーマンデー制度ができてから日程がずれてしまい、本来の意味が忘れられそうになっている・・・というわけだったんですね。
あらためて、那覇大綱挽の歴史や大綱にこめられた平和への願いを知ることで、
週末のイベントがより深く、楽しめるかもしれません。
10月18日(土)14時からは、那覇民族研究家の崎間麗進氏によるギャラリートークも開催予定です。
今回の展示会では、戦前の大綱挽や10・10空襲の様子を紹介し、初公開となる「那覇四町綱之図」(絵画)を展示。
戦前の旗頭と、現在の旗頭の写真も展示されていて、比較してみると面白い。
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■「那覇大綱挽と10・10空襲展」
期間: 2008年10月3日(金)~10月29日(水)
場所: 那覇市歴史博物館 (那覇市久茂地1-1-1 パレットくもじ4F)
時間: 10:00~17:00
休館日: 木曜日
観覧料: 一般300円、高・大学生200円、小・中学生以下100円
お問合せ: 098-869-5266
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